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大徳寺の住職・大綱宗彦(1772-1860)の和歌「うかうかと くらすよふでも 瓢箪の 胸のあたりに 締めくくりあり」を主題とした、鉄製の菓子器。鉄板から叩き上げて形成した鉄鍛金作品で、和歌は純金の象嵌で表されているが、瓢箪のみ文字でなく、瓢箪の図様を打ち出しで表現している。銀の内側には銀で内張が施され、底に「七十三翁/正阿弥」と「勝義(方印形)」の彫銘がある。本作は晩年の京都在住期に制作されたものである。共箱(二重箱)
口径16.4cm 高14.3